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陸自レンジャー部隊 [自衛隊]

陸上自衛隊レンジャー部隊の訓練が東京都内で行われた。
訓練中止が叫ばれ、裁判所に訓練中止の請求もされたそうだ。
自衛隊(軍隊)に嫌悪感(けんお)を示す人の存在はめずらしいものではない。
ただ、これら嫌悪感も災害救援活動や外国のミサイル発射実験に対する迎撃体制を
展開したことには示されることはない(私は聞かなかった)。
災害救援活動に関連して自衛体への評価も上がっている雰囲気ではあったのだが
それでも裁判所にまで具体的な嫌悪感を示す人がいるのには個人的には正直おどろく。
朝日新聞2012年6月24日にも今回の訓練に対する批判が投書されていた。
「災害救難での活躍は認める」
しかし、
「訓練はやるな」
という趣旨の投書だ。
自衛隊が毎日なにをしているのかこの投書をした人は知っているのだろうか。
自衛隊は毎日訓練をしている。
「訓練をやるな」ということは「自衛隊自体存在するな」と言っているに等しい。
これを言うのなら「災害救難」も自衛隊が行なうことには批判をくわえなければ
態度が一貫しないのではないのか。
自衛隊はなんのために訓練を行なっているのか。
最終的には「国民の生命と財産を守る」ためだろう。
なんのための訓練かは
国民の生命と財産を侵害する「不法侵入を受けた場合に備えて」ということになる。
現状日本では他国と戦闘状態にはないので不法侵入への威嚇(いかく)ということだと思う。
投書には「誰に対して威嚇してるんだ」と書いてある。
このHPは「パイロットを目指す」ためのHPなので自衛隊航空部隊を
具体例に「威嚇」について考える。
自衛隊は日本全域を24時間レーダーで監視し全国に配備された戦闘機・哨戒機で
領空海審判をさせないようにしている。
「威嚇」とは上記のように24時間体制で不法侵入を受けないようにしておくことあるいは
不法侵入に対する備えがあることを示すことだ(と私は考える)。
そして不法侵入に24時間いつでも対応できるように訓練(準備)をしておかなければならない。
「不法侵入は国境で起きることレンジャー隊員が東京都内を歩くのは関係ないだろう」
という「つっこみ」にたいしては
以下のように答えておく。
レンジャー隊員の所属する陸上自衛隊は不法侵入がされた場合の最後の砦(とりで)だ。
東京が不法侵入から除外されるわけではない。
自衛隊の都市部での訓練も当然必要性があるということになる。
また「威嚇」とは異なるが、
離島の急患航空輸送も自衛隊が担当している。
沖縄は陸上自衛隊が島根は航空自衛隊、小笠原は海上自衛隊だ。
こちらも24時間体制だ。
この投書を出した人は
「自衛隊は税金のムダ」
とでも言う人なのだと思う。
自衛隊で使う税金について
「誰が使い方を決め誰がその使い方を許可しているのか」を
25歳を過ぎてしらないのはハズかしいことだがそれはもう言うまい。
ただ、
物事を批判するにはその物事をある程度は知らなければならないだろう。
「自衛隊は税金のムダ」という意見はあってもよいし表現するのも自由だが
「税金のムダ」を言うのであれば「誰が税金の使い方を決めているのか」
そして「自衛隊がどのような活動をしているのか」少なくとも私が知っている程度のことは
知った上で言ってもらいたいと思う。
私にはこの投書は
「訓練は自分の見えないところでやれ」
「その成果は自分にもよこせ」
と聞こえる。
ただ「自衛隊は税金のムダ」という表現も歓迎すべき面もある。
国によっては「軍隊は税金のムダ」と発言すれば収容所に収監されてしまうこともあるのだろう。
歓迎すべき面とは「自衛隊は税金のムダ」と発言できるのも
日本国の独立が守られ表現が保障される平和が守られているということなのだ(と思う)。
現職自衛官、元自衛官の人たちは「自衛隊は税金のムダ」と聞かせれて不快に思う必要はない。
むしろこの発言を聞ける間は貴官らの活躍によって日本国の独立と平和が
保たれていると思ってもらいたい。
自衛官志望の人は迷うことなく採用試験を受験し堂々と入隊してもらいたいと思う。   
      
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