SSブログ

VanNuys空港 [VNY空港]

残暑お見舞い申し上げます。

最近、記事の内容が航空関係の時事ネタに偏り
このHPタイトル「航空留学を…」から外れているのではないかと感じている。
訓練を中断してから時間もたつので正直、航空留学関係のネタも尽きてきたが、
航空留学に関して自身が誤解していたことで知っておいてもらったほうが
良いと考えていることや伝えておきたいことはほぼ出せたという思いもある。
早く渡米・訓練を再開してその生の情報をお届け出きればと思う。
航空留学関係のネタを探している中、面白い本(記事末)が発売された。
この本の中に私が訓練を受けたVanNuys空港が紹介されている。
本記事によればこの空港の年間発着回数は羽田・成田をしのぐということらしい。
航空大国アメリカを実感できる空港と言えると思う。
発着回数が多いということは航空管制(ATC)は非常に早口で複雑になる場合がある。
訓練初期段階では飛行機の操作に手一杯で管制官との交信はスムーズに行えない。
ATCがストレスになり訓練を挫折してしまう可能性もZEROではない。
初期訓練をやる環境としては厳しいのでこの空港で初期訓練を始めるのはあまりお薦めしない。
ただ、厳しい環境であるという事前情報があれば、費用や時間の確保を含めた気持の準備なども
出来ると思う。
私でも時間と費用は予想以上に必要となったが一応最小限の自家用単発免許は取れた。
「厳しい環境望むところ!」という気概のある人はこの空港で訓練開始ということに
挑戦することも強く止めることはしない。
掲載写真の管制塔は私が訓練を受けた当事そのままで懐かしく感じる。
訓練を受けていた当時は思うようにプログラムを消化できず訓練費用や滞在時間ばかりかさみ、
減り行く預金や将来への不安ばかり気になり、
飛行や航空大国アメリカを楽しむ余裕などは一切なかった。
日本に帰りたいとさえ思っていたところもあった。
再渡米を中断せざるをえず訓練再開の目処もたたない今となっては
本当に貴重な体験で幸福な時間を過ごさせてもらっていたんだと感じる。



ホントにある!!世界のビックリ空港探訪記

ホントにある!!世界のビックリ空港探訪記

  • 作者: チャーリィ古庄
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2010/07/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 6

Tatsu

初めまして。
突然失礼とは思いながらも、書き込みさせて頂きました。
知人の情報をネットで検索している最中にこのブログを見つけて拝見させて頂きました。
私は、アメリカのEmbry-Riddle航空大学を卒業し、今はTorranceの日系フライトスクールで教官として働く傍ら、Van Nuys空港のFlying Clubでも働いているので、tj5さんが同じ空港でトレーニングをされていた事に親近感が沸き、コメントさせて頂きました。
tj5さんはトレーニングを中断されている様ですが、宜しければ詳しく話を聞かせて頂けないでしょうか?
同じ日本人として何かしらお手伝いできることがあるかもしれません。
もし不都合があるのであれば、メールアドレスをお知らせします。
宜しくお願いします。
by Tatsu (2010-08-19 12:22) 

tj5

ご訪問ありがとうございます。

現役プロからコメントを寄せて頂けることはたいへんうれしいことです。

今回のVanNuys空港の記事は「ここで訓練はするな。」
的なことを書いたので営業妨害にもなりえるものだと思います。
しかし、このブログ(以下HP)は航空留学に関して甘い情報を正すという
姿勢なので何卒ご了承ください。

さて、私の再渡米・再訓練に関してですが、
現時点で全く目処が立ちません。
訓練費用捻出に活動していますが、日々の生活で手一杯の状況です。
また数年前から身内が体調を崩し、完全介護が必要というわけでは
ありませんが長期間日本を離れられない事情もございます。

私の訓練中断についてご心配して頂いていることに感謝いたします。
お時間がございましたら、私のこのHPに記載されていることで
追加情報・反対意見・誤記載(誤解を招く記載)などがございましたら
ご意見ください。
アメリカ(外国)でプロを目指すにはどうすればよいか、
現実のプロ生活とはどういうものか、
アメリカの航空大学はどういうところなのか、など、
アメリカ航空界の生のお話を聞かせて頂けることも
大いに励みや参考になります。
このHPもいつまで運用できるかわかりませんが、
今後ともよろしくお願い致します。
        

by tj5 (2010-08-19 21:35) 

Tatsu

そうなんですかぁ。
航空留学はそんなに甘い物ではないのは仰る通りなので、
tj5さんの様なスタンスで、意見/情報を発信するのは良い事だと思いますよ。
チャレンジする人達は、始める前になるべく厳しい現実を知るべきだし、
それを承知で決断、努力のできる人達がするべきだと思います。
来週日本から私の所に体験フライトをしにくる高校3年生の男の子がいるんですが、始める前にできるだけの可能性と現実の厳しさを教えています。
「それでもやりたい!」って人でなければ無理だと思うので。

私も教官としてまだまだ厳しい現実の中、四苦八苦しています。

家族やお金の問題は大きな問題ですね…
でもこんなに飛行機の事が好きで、免許も取得されたのなら、
何かしらの形で飛び続けてもらいたいなと思います。

お互い頑張りましょう!
by Tatsu (2010-08-20 10:17) 

tj5


記事で紹介している本には「アメリカのパイロットは
エアライン副操縦士クラスでも食うや食わずの生活」と紹介されています。
インストラクターもこの例にはもれないことと思います。
私のアメリカ訓練時代に知り合った友人で日本の系列会社の
ボンバルディアパイロットもアメリカでインストラクターの職を得ましたが
あまりに食えず日本に戻り日本の訓練学校の入るまで
別の仕事をしていました。
EmbryーRiddleはアメリカでは一番有名な航空大学と聞いています。
卒業生がフライトスクール掛け持ちのインストラクターというのは
アメリカを目指す訓練希望者には少々厳しい現実かもしれません。
しかし、インストラクターになれるということも幸福なこと、
(私の場合は根性も人間性も足らなかったのですが…)中には
免許すら取れずドロップアウトする人もいるというこれが航空留学を経て
プロを目指すという現実、アメリカでは簡単に免許が取れプロへの道
が開けると考えている雰囲気のある訓練希望者や訓練生は
徹底的にその考えを矯正してあげることを希望します。

話は変わりますが、Torrance空港は野外飛行訓練で一回、
CheckRideではTouchAndGoの技能審査をされました。
空港の南側の海上でPrivateを受けた別の学校の飛行機ですが
aerobaticの訓練を受けたことがあります。
宙返りで機首を下に向けた時、正面にこぶし大の大きさで172が
見えた時は何の意味なのか息を止めたのを思い出します。
      
by tj5 (2010-08-20 21:09) 

Tatsu

教官が生活で苦しいのは本当ですね。
アメリカは航空業界の底辺が広い分、賃金が安いんでかなり経験を積まないと生活は安定しないのが事実でしょう。
ただ、お金が安くてもそこに幸せを見出している人もいますから、「生活が苦しい=不幸」という短絡的な話でもないので難しいところです。
つい最近、日本から私の所に体験飛行をしにきた高3の男の子がいたんですけど、
私は「無理だ」とは言いませんが「難しいよ」と言って色んな情報を与えてあげました。
何にせよ最後に決めるのは本人であるべきで、決めた本人が最後まで責任を持つべきであると思います。
by Tatsu (2010-08-29 08:58) 

tj5

大学を卒業して10年以上になりますがまともに働いていたのは
3年だけです。
今後パイロットでめしが食えたとしても大学卒業前に受けた
自社養成パイロット試験に受かって活躍している人と比べれば
生涯年収の差は三億円以上にもなるかと思います。
「人生の価値はお金ではない。」私の場合は逆の考えだったとしても
同意すべき考えということになります。
さて戴いたコメントの高校三年生君ですが、アメリカの航空大学を目指
しているのでしょうか?
卒業・進路決定を控えたこの時期にアメリカ旅行とはなんだが
「のんき」な感じもします。
Tatsuさんのアドバイスもしっかり伝わっていれば良いのですが、
「「むずかしい」「むずかしい」って言ったてあんたパイロットになってる
じゃん…」と聞き流していなければと大きなお世話とはいえ少々不安です。
他人の意見を聞かず自分の思ったようにやるのも若さや若さゆえの
特権という面もあるとは思いますが、私のように「逃げ」の姿勢で
アメリカに行くのは避けてもらいたいと思います。
もっとも、逃げている時に「逃げ」を自覚せず
「挑戦」と思っているのが厄介なところですが…


by tj5 (2010-08-30 12:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

東海大学P学部一期生航空学校合併 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。